プールで尿、分かります=排出の甘味料から推定-カナダ・アルバータ大 プールや浴場で利用者がひそかに排尿した量を簡単に推定する方法をカナダ・アルバータ大の研究チームが開発し、2日までに米化学会の専門誌に発表した。飲食物に広く使われる人工甘味料の一種が摂取後、尿から排出されることに注目。昨年8月にカナダで調査した水量約41万6400リットルのプールには尿が30リットル含まれ、水量が2倍の別のプールでは75リットル含まれていると推定した。 この人工甘味料は、砂糖の主成分であるショ糖の約200倍甘く、分解されにくい「アセスルファムK(カリウム)」。プール水の成分を標準的な装置で分析し、アセスルファムKの量を測定。20人の尿サンプルに含まれるアセスルファムKの平均量を基準として、尿量を推定した。 人の尿や汗に含まれるアンモニアや尿素などが消毒剤の塩素と反応すると「クロラミン」と呼ばれる物質が生じ