鹿角市八幡平の大日霊貴神社で2日、約1300年の歴史を誇る郷土芸能で、国の重要無形民俗文化財「大日堂舞楽」が奉納された。 多くの見物客が見守る中、地元の4集落で舞を継承する計約35人が登場。黄金と黒の面を着け祭文を唱えながら踊る「五大尊舞」など、各集落に分担された七つの伝統の舞を太鼓と笛の音に合わせ、厳かに披露した。 保存会の安倍良行会長は「天候に恵まれ無事奉納できてよかった。皆さんの理解と協力を得て、今後も伝統芸能を継承していきたい」と話した。 大日堂舞楽は、718(養老2)年に都から伝わった舞が起源とされる。2009年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録。13年には伊勢神宮(三重県伊勢市)の式年遷宮でも奉納された。 2015年01月03日土曜日
![鹿角・鹿角八幡平大日堂舞楽を奉納 | 河北新報オンラインニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0e60eab21d083fb3f82be0db52544731257c66ee/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.kahoku.co.jp%2Fimg%2Fnews%2F2015%2F20150102001ja.jpg)