◇春日大社参道 「生命力感じ元気湧く」 春日大社の参道(奈良市春日野町)で、落葉樹のムクロジの幹から6本の竹が突き出るように生えている。竹もムクロジも緑のササや木の葉をいっぱいに茂らせており、参拝客は「強い生命力を感じる。見ていると元気が湧いてくる」と驚いている。 竹が生えたムクロジは参道入り口の「一の鳥居」をくぐり、東へ約200メートル進んだ北側、奈良国立博物館へ通じる小道の脇にある。 春日大社によると、10年ほど前、ムクロジの幹が二つに分かれた部分から竹が突き出た。竹は少しずつ成長し、突き出た本数を増やしたという。参道に竹は生えていないが、数メートル北のフェンスを隔てた同博物館の敷地には竹やぶがある。 竹やぶから参道に向かって延びた竹の地下茎からムクロジの根元でタケノコが生え、虫に食べられて内部が空洞になった幹の中で成長したとみられる。中野和正権禰宜(ねぎ)は「木のそばに竹が生えてもす
世界遺産・春日大社(奈良市)で本殿(国宝)を大改修する「式年造替(ぞうたい)」が2015年に始まるのに合わせ、県は、奈良公園周辺に観光客を呼び込むキャンペーンを計画している。今年は伊勢神宮(三重県伊勢市)と出雲大社(島根県出雲市)の「遷宮(せんぐう)」が重なり、全国的なブームになった。この人気にあやかり、観光客増加の起爆剤にしたい考えだ。(近藤修史) 春日大社の式年造替はほぼ20年ごとに行われ、768年の創建以来、絶やさず続けられてきた。春日大社では年間を通じて2200回以上の祭事があるが、神様への「至高の祭典」と位置付けられている。 今回は2015~16年に、本殿や社殿など16棟に加え、調度品などを計約20億円で修繕する。本殿の修繕中に西隣の「移殿(うつしどの)」に移った神様が元の場所に戻る際には、「本殿遷座祭(せんざさい)」などの神事が厳かに行われる。 県は、伊勢神宮と出雲大社の観光客
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