人気漫画「キン肉マン」とゆかりがある県が、古都・奈良らしい「超人」キャラを誕生させようともくろんでいる。イラストの原案を今月末まで募集しており、作者である漫画家コンビ「ゆでたまご」の嶋田隆司さん(54)が仕上げる。キン肉マンとタッグを組んで、奈良をアピールする狙いだ。(近藤修史) キン肉マンには、奈良にちなんだ超人や場所が登場する。顔が3面、腕が6本のアシュラマンは、興福寺の国宝・阿修羅(あしゅら)像をほうふつとさせる。東大寺や猿沢池ではロビンマスクやテリーマン、ラーメンマンらが特訓。薬師寺とみられる場所では、キン肉マンが必殺技「完璧マッスル・スパーク」を完成させる。 「ゆでたまご」の事務所「たまご企画」によると、「近代的な背景が多い中、古都に超人がいる不思議な光景が面白い」と考え、奈良が舞台になったという。 自宅にあった単行本の影響で、小学生の頃からキン肉マンの大ファンだった県文化振興課