「復興のシンボル」として親しまれている岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」には、震災から2年半の11日も多くの観光客が訪れています。 「奇跡の一本松」は、およそ7万本の松があった「高田松原」で津波に流されずに一本だけ残りましたが立ち枯れていることが分かり、いったん切り倒されたあと防腐処理などが行われ、ことし7月に復元されました。 その姿を一目見ようと多くの人たちが訪れていて、震災から2年半の11日も午前中から観光客が訪れました。 東京からきた小嶋敬子さん(58)は「震災が起きた直後は来ることに戸惑いがありましたが、2年半がたって現状をこの目で確かめたくて来ました。復興には時間がかかると感じましたが、被災地のことを忘れないように東京に帰っても現状を伝えていきたい」と話していました。