主人公は、薄給のハウスクリーニング会社に勤める、30代の高岡紅。 とても丁寧な仕事ぶりで、顧客からの信頼が厚い。ある日水商売をしている母親からの勧めで、独立して起業を決意する。 その仕事は順調に進み、新たな事業「開運お掃除サービス」も立ち上げ、オンラインサロンや、そのセミナーも開設したりする。 こうして紅はこの会での教祖的存在になるけれど、暴走する会員も現れて… というストーリ展開。 特に玄関やトイレを念入りに掃除すると、運がよくなると聞いたことあるし、掃除で開運って、実際にもありそうだ。 紅は高校時代、演劇部で脚本を書いていた。 その自分が書いた劇で、急遽、女王役の代役で出演することになる。 劇中、兵士たちが悲しみの中、すがるように自分を見つめるその眼差しに、女王役の紅は、励ましたいという衝動にかられ、 「今のまま運命に踏みにじられたままでいいのか?こんなところにあなたたちは閉じ込められ
![『あの光』(香月由香・著)~気になった秋のあの匂い - つるひめの日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/76721bbd8ed9c568b06c31419caccb4c7a535771/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Ft%2Ftsuruhime-beat%2F20240213%2F20240213203901.jpg)