2024年4月12日のブックマーク (1件)

  • 『去年の今日』(長島有里枝・著)『いのちのパレード』(恩田陸・著)『可哀そうな蠅』(武田綾乃・著) - つるひめの日記

    昨年末から年明けにかけて読み、感想が下書きに保存したままになってたこちらの三作品、今頃ですが簡単にまとめました。 『去年の今日』(長島有里枝・著) 主な登場人物は、40代後半のライターである未土里とその息子の大学生の樹木、未土里のパートナー・睦。 家族の愛犬「PB」が突然亡くなってしまい、それからの日々を、それぞれの視点で、家族や愛犬への思いが綴られている連作短編集。 程よい距離感で相手を思いやる気持ちが伝わって来る話だった。 子供は苦手であり、ずっと家庭を持つつもり無く生きてきた睦と、樹木との、手探りのような遠慮がちな会話とその距離感が読んでいて心地よかった。 樹木は、高校卒業直前でのコロナ緊急事態宣言で、卒業式も入学式も中止になり、大学の授業もずっとリモートのまま。 3歳の頃からずっと一緒だった、妹のような存在だった愛犬PB。 PBが亡くなり、台所仕事をしながらも涙が止まらない母に対し

    『去年の今日』(長島有里枝・著)『いのちのパレード』(恩田陸・著)『可哀そうな蠅』(武田綾乃・著) - つるひめの日記
    a91n52
    a91n52 2024/04/12
    また『すずめの戸締り』の記事も読ませて頂きます☺️