同姓同名で生年月日も同じ男性になりすまし、男性の銀行口座から金を引き出したとして、岡山県警岡山中央署は10日、同県倉敷市神田、会社員山口晃容疑者(49)を有印私文書偽造・同行使、詐欺容疑で逮捕した。 調べに対し「自分の口座だと思っていた」と容疑を否認しているという。男性は山口容疑者と面識がないといい、同署は、山口容疑者が男性を知った経緯を調べている。 発表によると、山口容疑者は2010年11月、岡山市内の銀行支店で、近畿地方に住む同姓同名の男性の口座の解約申込書を勝手に書いて提出し、預金127万円をだまし取った疑い。 山口容疑者は08年12月にもこの支店を訪れ、男性になりすまして通帳を紛失したと申告。「住所が変わった」として自分の免許証を提示して、住所を変更したうえで通帳の再発行を受けていたという。その後、口座を解約するまでに数回、金を引き出していたといい、同署は余罪を追及する。 昨年6月