今、若者が殺到している観光地が奄美大島だ。3年前と比べ観光客は10万人増。レンタカー店や地元居酒屋もかつてない活況を呈し30億円の経済効果とも…。実はこの現象、LCCのバニラ・エアが就航したからだ。成田?奄美大島の片道が5890円。キャンペーンともなると1990円で行けてしまう。実はこのバニラは全日空のグループ会社。他にも関空拠点のピーチを持ち、傘下2社のLCCで市場を席巻している。そしてANA本体も去年国際線旅客数816万人に。808万人のJALを抜き日本一になった。10月30日には羽田からニューヨーク、シカゴ便を新たに飛ばし、最近もカンボジア・プノンペンや中国・武漢など続々と国際線を増やしている。その仕掛け人がANA社長、篠辺修だ。次男坊と言われ続けたANAを日本一に導いたその信念は「他がやってない事をやる(先にやる)」。JALを超えた秘密に迫る。