週末に家族連れで賑わうのは、キッチン、トイレなどの水回りから、サッシ、玄関まで…住宅設備が何でも揃うリクシルの巨大ショールーム。部屋の湿気を一瞬で吸い込む湿度調整できる室内タイルや、お風呂のカウンターが取り外せて丸洗いできる、掃除のしやすさにこだわったアイデア商品まで…日々を快適で便利にしてくれる最新の住設機器が並ぶ。都内に住む由川さん夫妻も、新築した自宅に、肩湯や打たせ湯がついたスパ体験できるお風呂や、便座が自動でリフトアップし、隅々まで掃除できるトイレなど、リクシルの最新商品で快適生活を手に入れていた。そんなイナックスやトステムなど5つの会社による経営統合で誕生した巨大住設メーカーを率いるのが、かつてベンチャーを起業し、9年で東証1部に上場させた経歴を持つ瀬戸欣哉だ。瀬戸は、様々な商品開発の現場に改めて消費者目線を徹底。リスクを恐れず果敢に挑戦するベンチャー流のモノづくりを叩き込むこと