人生も円熟期を迎えて、ますます元気な50代から上の"生き生き世代"に絶大な人気を誇る雑誌がある。その名は「ハルメク」。書店では買えない定期購読のみの月刊誌ながら、発行部数46万部と日本一売れる女性誌なのだ。さらに、カタログ通販も手掛け、読者と一緒にオリジナル商品も開発。この時代に、ピンポイントでターゲットの世代の心をがっちりつかむ驚きの手法に密着。知られざる「ハルメク」の強さと、その"狙い撃ち"戦略の全貌に迫る。 50代以上のシニア世代のハートを“狙い撃ち”している女性月刊誌「ハルメク」。定期購読のみで、書店で販売していないにも関わらず、月の発行部数は46万部と、マンガを除くと日本で最も売れている雑誌なのだ。その強さの秘密は「徹底した顧客理解」と「ターゲットを絞った企画力」だ。記事の内容は「終活の準備」や「健康法」、さらには「スマホの使い方」など、シニア世代=ハルメク世代が興味を持つテーマ