Kustomizeは本番環境、ステージング環境、開発環境など環境ごとに異なるYAMLを管理するのに非常に便利です。 しかし、KubernetesビルトインなL7 Loadbalancerの管理APIであるIngressについてはかなり以前から要望があったものの、Kustomizeはビルトインサポートしない方針を取ってきました。 今回はKustomizeの柔軟性のための機能について、Ingressの環境管理を例に整理します。 今回使用したコードはGithubに置いてあります。 Ingressの環境管理のつらみ IngressはKubernetesビルトインなL7 Loadbalancerの管理リソースです。 Ingress APIはもともとextention/v1beta1APIとしてKubernetesの初期から存在し、networking.k8s.io/v1beta1の長い期間を経て、2
