先日Ad:Techニューヨークでのキーノートスピーチで、WPPのマーチン・ソレルCEOが、2010年の広告業界の展望について、"2010 - What's Coming Down the Line?"というタイトルで講演を行いました。ちょうどニューヨーク出張中だったので、直接聞くことができました。ソレル氏はしばしば同様のタイトルで講演を行っているそうで、「いつもの話だったね」との評判も多々聞きました。しかしながら私は初めて直接彼の話を聞いたので、世界市場を視野に入れてダイナミックに話す彼の説明に、強い印象を受けました。ここに彼のスピーチの概要をご紹介しようと思います。 1.今後は中国をはじめとした新興市場が重要となる。例えば、中国の携帯電話のユーザーは5億人だけれども、今後さらに7億人増える市場余地がある。 2.インターネットをはじめとしたニューメディアの大きな伸びも予測できる。現在消費者