1986年に起きた放射能漏れ事故以来、20年超が経過したのにも関わらず依然として高い放射能によって汚染されているチェルノブイリの周辺地域で耐放射能性を持つ珍しい大豆系の植物が繁殖していることが学術専門誌「Journal of proteome research」に掲載された論文「Proteomic Analysis of Mature Soybean Seeds from the Chernobyl Area Suggests Plant Adaptation to the Contaminated Environment(DOI: 10.1021/pr900034u)」によって明らかとなった。 この大豆は植物内に特殊な酵素を保持することによって外部から取り込まれる有害な放射能や重金属を植物外に排出する機能をもっており、結果として生じる大豆には放射能は蓄積されていないことが判ったとしている