「今月のわが家の携帯の料金、上がっていなかったかい?」。クレジットカードの請求書に目を通す妻に、私は恐る恐る尋ねました。「大丈夫よ。ほとんどが家族間での通話とメールだから、1万2、3千円くらいかしら」と妻が答えます。私は安心しました。 「竜(りゅう)がハマっている携帯のゲームで、もしかしたら“買い物”が、かさんだんじゃないかと思ってさ」と私。 小6の長男、竜太朗は、最近、時間があればソーシャルゲームに熱中しています。ソーシャルゲームとは、他人と交流するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通して遊ぶゲームのことです。竜太朗はクラスの友達と協力して、魔境を冒険したりするのが楽しくてしょうがないらしいのです。 私も、学生のころはテレビゲームやPCゲームにはまっていました。戦国武将になりきって、日本を統一するために徹夜をしていた口です。ゲームにのめり込む息子の気持ちもよくわかりますの