経営再建中のシャープを巡り、官民ファンドの産業革新機構が検討している支援策の概要が19日、明らかになった。 シャープが別会社として切り離す液晶部門を出資先のジャパンディスプレイ(JDI)と統合するとともに、残るシャープ本体に革新機構が出資する案が柱となる。年明けにも正式に提案する。 JDIとシャープの「日の丸連合」がスマートフォンなどに使われる中小型液晶の世界市場を主導する体制を築く。JDIがシャープの液晶部門を買収する案を軸に検討する。 その上で、革新機構はシャープ本体に出資し、家電や電子部品など液晶以外の事業を引き受ける。革新機構はシャープ株の過半数を取得することも検討しており、他社との提携や再編を通じて日本の電機産業全体のてこ入れにつなげる狙いがあるとみられる。
![液晶切り離し、シャープ本体に出資案…革新機構 : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/21ce3ee1c3df1293cbebde2cdb69844b52038708/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fimg%2Fyol_icon.jpg)