電子書籍の貸し出し急増 図書館、臨時休館で存在感―急きょ導入も・新型コロナ 2020年06月29日13時31分 全国の図書館で電子書籍の貸出件数が急増している。新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休館中も利用できたことに加え、再開後も「自宅で借りられ、『3密』も避けられる」と需要が高まった。来館できない人に配慮し、電子書籍の取り扱いを急きょ始めた図書館もある。 「あつ森」ヒット、想定以上 任天堂の古川俊太郎社長 電子書籍の貸し出しは、図書館のウェブサイト上で電子書籍を閲覧できるサービス。利用者がパソコンやスマートフォンなどから専用IDとパスワードでアクセスする。1冊ごとに利用期限や同時に閲覧できる人数が設定され、予約もできる。電子出版制作・流通協議会の調べでは、全国の約7%に当たる94自治体(4月現在)の図書館が導入している。 図書館運営業務などを受託する「図書館流通センター」(東京都)