2022年10月17日のブックマーク (1件)

  • 「インディペンデントの栄光」書評 映画界を長年引っ張る懐の深さ |好書好日

    「インディペンデントの栄光」 [著]堀越謙三 [構成]高崎俊夫 「これほど多種多様な外国映画が、ローカルでも上映されている国は、実は世界でフランスと日しかないんですよ」。そんな映画大国の首都でミニシアター「ユーロスペース」を長年経営してきた堀越謙三さんが、名編集者の高崎俊夫さんの質問に答える形で自らの人生を振り返っている。 1970年代の岩波ホールを先駆に、80年代にはセゾンや東急などがアート映画をかけるミニシアターに参入。東京は世界に冠たる映画都市になる。堀越さんもその立役者の一人。ユーロスペースは書のタイトルの通り、インディペンデントとして大企業系のミニシアターに伍(ご)してきた。 彼の業績は劇場だけではない。自ら外国映画を買い付けて配給。アッバス・キアロスタミら世界的監督の映画を製作。さらには映画美学校や東京芸大大学院映像研究科の設立に関わり、濱口竜介監督らを育ててきた。インディ

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