SFの小説や、アニメーションや、ゲームなどでよく使われる要素のひとつに、「量子力学の多世界解釈」や「平行宇宙論」と呼ばれるものがあります。どこかの時点を分岐点として、少しずつ違ったたくさんの「パラレルワールド」が同時に存在する。フィクションの中では、何かのきっかけで境界を越えて「別の世界からやってきたもうひとりの自分」に出会ったり、「大切な誰かが死ななかったもうひとつの世界」を垣間みたりする展開になっていきます。 1957年に、この解釈の基礎となる理論を発表したのは、ヒュー・エヴェレット三世というひとだそうなのですが。 その息子は、なんと一部で人気のミュージシャンなんです。アメリカのオルタナティヴロックバンド「EELS」のEことマーク・オリヴァー・エヴェレット。 へ、へぇ~……!(しらなかったよ……世の中には知らないことが多すぎるよ!) EELS『Meet the Eels: Essent