前のページでは、スパニングツリーがNW管理者に代わって迂回路の切り替え・切り戻しをしてくれることを説明しました。 このページでは、スパニングツリーがこのようなことができる仕組みについて説明します。 概要(ごめんなさい、図の番号が前後してしまっています。) スパニングツリーは、レイヤ2ループを検出しループ上の一箇所を論理的に切断(ブロッキングポート)したり、レイヤ2ループ上の障害を検出し 論理的に切断していたポートを接続(フォワーディングポート)したりする機能を持っています。このことは、前に説明しました。 どうすれば、このようなことができるのでしょう? まずはじめに、概要として、ざっくりこのあたりを理解しましょう。 図9−1は、レイヤ2ループを形成したスイッチの電源を投入したところのイメージ図です。 電源が投入された直後のスイッチは、みな自分がエライと思っています(後述のルートブリッジだ