建築ジャーナリストはじめ十数人の市民で、きょう夕方、晴海フラッグを歩いた。 東京都が都民の財産を市価の10分の1で三井不動産などに献上した土地は、タワマン街となったものの、投機対象となった。 一部報道によると3分の1の部屋は居住実態がない。田中が数えたところ、半分か半分以上の部屋には夜でも灯りが点いていなかった。 複数のメディアが晴海フラッグを「ゴーストタウン」と呼ぶ。田中は過去に3度訪ねているが、今夕は専門家が案内するツアーに参加した。 私たちは公開緑地を歩いているので法的には何ら問題ない。それでも制服ガードマン2人と事務職員風の男性が目の前に立ちはだかった。 事務職風の男性は「政治的な話は止めて下さい」と告げてきた。政治的なアジ演説をしているのではないのだ。 私たちは男性の指示を聞き入れなかった。男性に身分を聞くと「三井不動産レジデンシャルの管理会社の者だ」と明かした。 私たち一行を見