「最後にブログでCMの動画を紹介させるところまで考えて、著作権などが問題にならないようCMには音楽やタレントを使わなかった。そうした全体の設計があってこそ、我々は初めてCMのお金を頂けるのです」 この練りに練ったキャンペーンを中心となって担当したコミュニケーション・デザイナーの岸勇希は、こう語る。岸の所属はテレビ部門でもクリエーティブ部門でもない。ネットメディアを専門とするIC(インタラクティブ・コミュニケーション)局である。 4大マスメディアの広告市場が前年実績を割る中、ネット広告は唯一成長を続ける有望株だが、額は少ない。電通が今年2月に発表した「日本の広告費」によると、2006年のテレビ広告の市場は前年比1.2%減の2兆161億円。対するネット広告市場は3630億円。前年比29.3%増と伸び率は高いが、テレビに比べればまだ小さい。 しかし、この数字はあくまで媒体費。テレビ広告の市場はC
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く