熊本北署は10日、熊本市の無職の男(56)を強盗予備、詐欺、銃刀法違反の疑いで逮捕し、発表した。 同署によると、容疑者は9日午後6時ごろから8時50分ごろまでの間、上着の内ポケットに包丁を入れて熊本市内の焼き肉店に入り、所持金がないのに生ビールや焼き肉など15点(約1万円相当)を注文した疑い。「所持金が底をついたので強盗でもしようと思ったが、土曜の夜で客が多く、度胸がなくなってやめた」と供述しているという。 容疑者は強盗を断念したものの、飲食代の支払いを免れようと計画。店側に「胸が苦しい」と訴えて救急車を呼んでもらい、病院に行った。だが、包丁を店に置いたままだったことから発覚を恐れ、同署に自首した。