世の中には、日本の針路を誤るほど間違っているのになかなか修正できないでいることが少なからずある。「新卒一括採用」という慣習も、その1つだ。 世の中には、日本の針路を誤るほど間違っているのになかなか修正できないでいることが少なからずあるものだ。間違いが、公然とまかり通っている。決して許されることではないのに・・・・・・。実に不思議だ。「新卒一括採用」という慣習も、その1つだ。 2010年7月6日付読売新聞の1面トップ記事、“就職留年7万9000人 大卒予定7人に1人”は、ショッキングな内容だ。“卒業年限を迎えながら留年する学生が、全国の大学で少なくとも7万9000人いると推計される”“根強い企業の「新卒一括採用」を背景に、就職が決まらず翌年に再び「新卒」として就職活動に臨む学生が急増している。 卒業予定者数は約56万8000人で、7人に1人は留年している計算になり、就職戦線の更なる激化を招い