小学館なぜなに学習図鑑シリーズ 「ロボットと未来のくらし」 投稿者:初見健一 70年代に幼少期を過ごした多くの男子たちに、「トラウマ」とも言える強烈な影響を与え続けたのが小学館の「なぜなに学習図鑑シリーズ」です。 科学に関するアレコレを図解する一種の教育書という体裁なんですが、実体はむしろ教育に悪い衝撃的・鬼畜的な情報のオンパレード。「もうすぐ氷河期が来るぞ!」とか、「半漁人化したイルカが人間を侵略するぞ!」とか、「ロボットが狂って人を襲うようになるぞ!」とかいった極めてダークな未来観を提示し、いたいけな子どもたちを怯えあがらせました。 このシリーズに欠かせない毒々しいイラストを描いていたのが、かの未来画・SFイラストの大家・小松崎茂、耽美的エロスとグロテスクの画家・石原豪人です。 ここ数年、両名の再評価ブームのあおりを受け、また、現在の「悪しきサブカルチャー」の源流となっ