日本人が抱える労働生産性の低さを支えている要素の一つに、拘束時間に対してお金を払おうとするという悪しき風習がある。 生み出した富、付与価値に対して給料は払うべきなのである。 21世紀にもなって人月の神話にすがりついたまま滅びへの道を突き進むおろかしい「自称マジメ民族」こそが日本人なのだ。 残業法案によってそれを解消しようという政府の取り組みがあるがあれは100%上手くいかない。 マジメに働いている多くの人達に無駄な仕事を増やしつつ奴らの天下り先を増やすだけで終わるだろう。 そもそも何故拘束時間に対してお金を払う必要があるのか、そこをまず議論すべきだ。 やいのやいのと無駄に会議を長引かせて踊り明かすことは可能だろうが、最終的な結論はただ一つだ。 「もしも無給で拘束され続ければ資本主義社会で食っていけなくなるから」である。 逆を言えば、万一無給で拘束され続けても食っていけるようになれば拘束時間