先月から家でトイプードルを飼い始めた。まだ子犬で、ウン○コやオシッコは床にするし、甘噛みは甘えを通り越して痛いし、何かと世話がやけるのだが、そんな煩わしさを忘れるぐらい愛くるしくて、ついつい可愛いいでちゅねーとバブちゃん語を使ってしまい、家族から白い目で見られている。 最近ようやく「待て」を覚えた。オヤツのボーロを前に置いて「マテ」と声をかけると、匍匐前進のような姿勢をして上目づかいで見つめてくる。それは「フセ」だろうと心の中で突っ込みつつ、可愛らしい目を見つめているとまたバブちゃん語で声をかけそうになり、ぐっとこらえている。 それにしても犬は何を考えて生きているのだろう。 『動物の言い分 人間の言い分』は、日高敏隆教授による動物行動学の本。登場する動物は犬、ネコ、ヘビ、カエル、ヒラメ、カレイ、ペンギン、クジラ、アザラシ、モモンガ、コウモリ、チョウ、マグロなどなど。動物行動学といっても堅苦