マイクロソフトを凌駕したいという気持ちは大変よい。また、作成した文書に対する動的に付与される属性に応じて、その形態が変化していく仕組みは重要である。ワードに悩まされなくてすむ世界を作ってくれることを期待して採択とする。 現在、エンドユーザが一般的に計算機上で扱う情報の種類は非常に多岐に渡る。エンドユーザが扱う情報はより細分化された。 電子メールを初めとする極めて短い文章データや、アイデアの断片、スケジュールのひとつひとつの項目、プロジェクト管理のひとつひとつの作業項目など、情報を扱ううえでの最小構成単位を本研究では「アーティクル」と呼ぶ。このプロジェクトでは従来、情報の本質部分においては再利用への要求が強いにも関わらず、技術的には再利用性が低かったアーティクルをファイルやディレクトリといった管理単位から遊離させ、複数のアプリケーション間で相互運用するための手法が必要になってくる。 そこで、