産業革命遺産推薦に抗議=「徴用の痛み残る」−韓国 産業革命遺産推薦に抗議=「徴用の痛み残る」−韓国 【ソウル時事】韓国の聯合ニュースは17日、日本政府が今年度の世界文化遺産の推薦候補に「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」を選んだことに関連し、決定以前に韓国政府から日本側に対し「朝鮮人が徴用された施設が含まれている」と抗議されていたと報じた。 菅義偉官房長官は17日、同地域の候補決定を正式発表しており、今後、両国間の新たな火種となる可能性も出てきた。 聯合ニュースによると、韓国外務省の文化外交局長が最近、日本大使館の高官を庁舎に呼び、「隣国の痛みが残る施設は、世界文化遺産の趣旨に合わない」と韓国側の考えを伝えていた。韓国政府当局者は「今後も状況を見て、必要時に適切な対応を取る」と話している。 今回決定した候補には、第2次大戦中に徴用された朝鮮人が働いた炭坑がある長崎県の端島