【ソウル=山田健一】韓国検察は31日夜、朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人で大統領府の内部文書を受け取っていた崔順実(チェ・スンシル)氏を緊急逮捕した。崔氏は国政介入などの疑惑の中心人物で、検察は「陰の実力者」といわれる同氏の関与の実態解明に本腰を入れる。朴氏は青瓦台(大統領府)などの人事刷新で批判の沈静化を狙うが、大統領の残り任期が1年余に迫る国政の停滞は避けられそうにない。31日午後3時前、
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韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領から、公職に就いていない知人に政府の内部資料が渡っていたとされる問題で、パク大統領は支持率が大きく落ち込む中、10人いる首席秘書官全員に辞表を出すよう指示し、態勢を立て直したい考えと見られます。 こうした中、大統領府の報道官は28日夜、「パク大統領は首席秘書官たちに辞表を提出するよう指示した。近いうちに側近の人事交代を断行する」というコメントを発表しました。 首席秘書官は、安全保障や経済など分野別に10人いて大統領を補佐する側近ですが、パク大統領としては全員を交代させて人事を刷新し、態勢を立て直したい考えと見られます。 ただ、今回の問題をめぐっては、パク大統領本人の責任を追及する声が根強く、人事の刷新で批判が収まるかは不透明です。
韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領が、公職に就いていない知人に政府の内部資料を渡していた問題で、検察は、大統領府高官らに対する強制捜査に踏み切り、パク大統領を取り巻く状況は厳しさを増しています。 調べを進めている検察は29日、大統領を補佐する秘書官や行政官、それに文化体育観光省の高官など、合わせて7人の自宅を捜索しました。また、このうち2人に関しては大統領府内の執務室にある資料の提出も求め、大統領府側がこれに応じたということです。 チェ氏は内部資料を主にインターネットを通じて受け取っていたもようですが、大統領府の職員が外部にメールなどで資料を送ることは厳格に制限されており、誰がどのような方法で資料を送ったのかが大きな焦点です。 この問題をめぐり、パク大統領は28日、10人いる首席秘書官全員に対して辞表を出すよう指示し、人事刷新によって態勢を立て直そうという構えです。しかし、パク大統領の支持率
朴槿恵(パク・クネ)大統領のスキャンダルに、韓国全土が震撼している。 ことの発端は10月24日。韓国三大新聞の一つである中央日報傘下のケーブルテレビ局JTBCの報道。朴大統領が、自身の公務に関わる機密資料を、崔順実(チェ・スンシル)という女性に漏洩させていたというもの。JTBCの報道によれば、漏洩した資料の中には、国家安全保障に関わる資料や大統領の演説原稿、スケジュールなども含まれており、事態の深刻さから報道の翌日25日には大統領自らが国民に向けて謝罪した。 だが、世論は収まらない。この崔氏の周辺があまりにも不穏だからである。大統領の「秘線実勢」疑惑としてメディア総動員の報道合戦は日に日にその激しさを増している。 この疑惑。掘り下げていくと40年以上も遡らなくてはいけない。 はじまりは1974年、文世光事件とも呼ばれる、朴大統領の母親である陸英修氏の暗殺事件。ちなみに時の大統領は朴
韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領が公職についていない知人に政府の内部資料などを渡していた問題で、30日滞在先のヨーロッパから帰国した知人は31日にも検察に出向いて任意の事情聴取に応じることにしており、「陰の実力者」として政府の人事や外交に関与していたのではないかという疑惑の解明が進むのかどうかが焦点となります。 チェ氏は30日、滞在先のヨーロッパから帰国し、弁護士を通じて、韓国国民に謝罪したうえで、31日にも検察に出向いて任意の事情聴取に応じることを明らかにしました。 事情聴取のポイントは、チェ氏が具体的にどのような資料を誰からどういった方法で受け取っていたのかや、公職についていないにもかかわらず受け取った資料をもとに国政に介入していたのか、といった点です。ただ、帰国に先だって行われた韓国紙とのインタビューでチェ氏は、複数の資料を受け取ったことを認めながらも、「自分は民間人なので、資料が国
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