努力はそんなに裏切らない 最近は「努力せよ」と言うと、批判されることも多いと聞く。 「努力は報われるとは限らない」 「努力できるのも才能」 「努力できない人もいる」 などというのが、その反論の骨子だ。 まあ、そうかもしれない。 もちろん「無駄な努力」があることは知っているし「努力を強要すること」の不毛さも知っている。 だから、「努力はムダ」という人々へ、私はあえて反論はしない。 でも。 私は現実的には、子供たちに「努力したほうがいい」と言うし、部下にも「努力して」と普通に言うだろう。 なぜなら、「とりあえず努力しておく」と、大体は良い結果になる事を知っているからだ。 むしろ、そういうシーンで「努力したほうがいい」と強調しないのは、かなり不誠実な態度だと思う。 実際、世の中にある大半の仕事は、「起業して上場させる」とか「売れっ子漫画家になる」あるいは「政治家の頂点に上り詰める」といったような