おそらく、最初のつまずきがいつしかここまでお互いの不審をつのらせてしまったのだ。 たしかに最初のつまずきは小さくなかった。しかしあれから再会し、まだお互い惹かれあっていることを確認し、きっとうまくいくものと思っていた。 きみはあれから何度も私たちはこのままでいいのだろうかと言っていたね。 そのつど私は「大丈夫きっとうまくいく」と君を説得した。 きみはいつから二人の未来に迷いが生じたのだろうか。 婚約したいと言ったのは君のほうからだった。 90近い祖父と祖母を君の故郷へ連れて行って婚約したね。 君の家族も君も喜んでくれたよね。私はあのときのことを忘れたことはないよ。 婚約してから4ヶ月で彼氏を作るとは思わなかったよ。 君は自分からそのことを言おうとしなかったね。 彼氏がいるのと告白されても、私は君を愛していたよ。 きっと戻ってきてくれることを信じていたよ。 君はいつか彼氏と別れるって、気の迷