向田邦子原作のドラマ10「胡桃(くるみ)の部屋」(NHK総合、26日スタート)の完成試写会が東京都内で開かれ、親子役で出演した女優の松下奈緒(26)、竹下景子(57)が出席。竹下を抱き締めるシーンを演じた松下は「竹下さんが本気でぶつかってきてくださったので、羽交い締めのようになってました」と笑わせた。 ドラマの舞台は昭和55年頃の東京。三田村家の次女、桃子(松下)は絵本の出版社の編集者として平穏に暮らしていたが、ある日、父の忠(蟹江敬三)がリストラされ失踪。忠がおでん屋を営む節子(西田尚美)と暮らし始め、母、綾乃(竹下)が不安定になるなか、桃子は父の代わりに一家を守ろうと奮闘する。 「もし同じ立場になったら」と聞かれた竹下は「(夫を)追いかけるか踏みとどまるかが、大きな選択肢。私は乗り込んでいく勇気はないかな。あまり、周りにいろんなことを言ったり、行動で示すというよりは、どこか信じて待って