一川防衛相は15日、金沢市内で開かれた民主党石川県連の行事であいさつし、7日に燃料タンク落下事故を起こした航空自衛隊のF15戦闘機について、「事故原因の中間報告は来週にでもしたいが、国民の理解が得られない限り、訓練再開はしない方がいい」と述べ、F15訓練再開は来週以降も見合わせる考えを示した。 事故以降、空自の主力機であるF15の飛行は全国で緊急発進(スクランブル)以外、中止されている。防衛省内では中止の長期化について、「国防上支障をきたす恐れもある」との懸念も出ている。 一川氏は事故が起きた空自小松基地(石川県)側から地元への説明が事故発生から約5時間後になったことについて、「若干脇の甘いところなり、組織としての課題があるような気もする」とも述べた。一川氏は同県選出の参院議員。