栃木で「タイリクオオカミ」化石 [2013年06月04日 19:05] メールで記事を紹介する 印刷する 栃木で「タイリクオオカミ」化石 栃木県の佐野市葛生化石館は4日までに、同市内の石灰石鉱山で見つかった化石が推定5万年以上前の「タイリクオオカミ」のあごの骨であることが判明したと、明らかにした。 化石館関係者は「保存状態が良く、オオカミがアジア大陸から日本に定着した時期を知る貴重な資料になる」と話している。 化石館によると、化石はあごの上下と歯31本で、長さ約16センチ。発見場所付近で採れた別の化石から5万~50万年前のものと推定している。タイリクオオカミの化石は国内で青森や静岡など約10カ所で確認されているが、あごが上下そろっているケースは珍しいという。 化石館での展示は23日まで。