東急線というと、首都圏の人間の多くは「ちょっとお洒落でハイソな」イメージを抱く人が多い。関西での阪急線のイメージに似ているだろうか。 【写真】鉄道相互乗り入れで路線図が複雑化 東急線の基幹路線といえば東横線と田園都市線だ。 東横線は渋谷から自由が丘や田園調布を通り、武蔵小杉、日吉、大倉山などを通って横浜に至る東急線の老舗路線だ。沿線には慶應義塾などの学校も多く、高級住宅街と新進気鋭のタワーマンション街、お洒落なブティック街などが連なる。電車に乗る人もどこか品があって、身なりのよい紳士淑女の電車というのが一般的な東横線に対する路線イメージだ。 いっぽうの田園都市線。渋谷から三軒茶屋、駒沢大学、二子玉川を通って、たまプラーザ、青葉台といった横浜の高台を走る路線だ。バブル時代の人気テレビドラマ「金曜日の妻たちへ」ではこの沿線に住む高年収の夫を持った専業主婦たちの本音を語り、毎回登場する沿線のお洒