ロンドン五輪は開幕直後から一部の競技に空席が目立ち、批判が高まっている。空席が目立つのは、サッカー、バレー、テニス、体操、競泳など。それも競技が一番よく見える特等席だ。チケットは販売直後に完売しているはず。チケットを買えなかった人が「あんなにガラガラなら、売れよ!」と憤るのも無理はない。 この問題について、イギリスのジェレミー・ハント文化・スポーツ相は、「大変がっかりした。チケットの持ち主が会場に来ないのなら、より多くの人が観戦できるよう速やかな対応が必要だ」と話し、ロンドン五輪組織委に改善を促した。 これを受けてロンドン五輪組織委も、空席だった席のチケットの持ち主が誰だったのか、調査を開始した。組織委の説明では、空席が目立ったのは、一般には販売されていないスポンサー企業や五輪関係者用の席。29日に会見した組織委のセバスチャン・コー会長は、「どの時間帯にどれだけの人数が来るかを事前に見極め