「今大会では珍しい、攻撃的な4-4-2守備のがっぷり四つ」EURO2016 ベスト16 スイス-ポーランド とうとうノックアウトラウンドへと突入したEURO2016。最初の試合は、ともにグループリーグをわずか2得点ながら2位の成績で通過したスイスとポーランドで、互いに固く守り合いの試合になるかと思ったら、意外にも攻め合う展開になってしまった。 今大会の守備でトレンドになっていたのは、基本セットは4-5-1のフォーメーションで、4バックがあまりサイドのカバーでスライドせず、SHがDFラインまで下がって5バックのようになるシステムで、ポーランドもドイツとの試合ではそういうシステムでしっかり守っていた。ところがこのスイス戦では、どちらも守備時は4-4-2のままでSHが下がって来ない攻撃的な形を取って来たので、いきおいサイドでの攻防が激しくなった。 試合前半の主導権を握ったのはポーランドで、試合開