別荘の名前は「養老昆虫館」 養老孟司―1937年鎌倉市生まれの作家で、東京大学名誉教授。昆虫採集は趣味だが、自身の別荘を「養老昆虫館」と名付けてしまうほど熱中している。ライカの顕微鏡3台を使いこなし、本格的な標本制作を行う養老孟司先生に、昆虫観察の楽しさを聞きました。 昆虫採集をはじめたきっかけは何ですか? 養老:子供のころから、虫を見るのが大好きだったんですよ。見ているといろんな発見があって、なんだこれっ?て。なんでこんなことになっているのか考えたり、調べたりが楽しくてこれは中毒みたいなものだよね。僕だって虫を採ろうと思って生まれてきたわけじゃないけれど、子どもの時から、なぜか虫を採るようになってしまったんです。 海外の虫も集めてらっしゃると聞きました。 養老:海外、東南アジアなどで採集して持って帰るときは、着物のたとう紙にくるんだり、ビニール袋入れておいて、チャックをつけて、それにデー
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