図2:異常検知を用いた手法のイメージ図。入力画像を再構成する手法を学習する深層学習モデルを、一般的な銀河を用いて訓練します (左側上段)。このモデルに希少天体 (例としてクエーサー) の画像を入力すると、珍しい特徴 (明るい中心核) を再現することができず残差が大きくなるため、希少天体として検出されます。右端の画像は、上から順に、g、r、iバンドでの残差を示しています。(クレジット:田中匠/東京大学) SWIMMY プロジェクトの第一段階として、本研究では HSC で撮影された大量の銀河画像の中から異常検知手法を用いた希少天体の探査を行いました。用意した約5万枚の銀河画像をコンピューターに学習させ、中心部分に珍しい色特徴や明るさを持つ銀河 (全サンプルの約 12 パーセント) を検出しました。 既存の銀河カタログと照合した結果、検出した候補天体の中には、クェーサー (注1) や、爆発的に星
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