坂本龍馬が後藤象二郎にあてた手紙の下書き。途中に書き間違えた部分(中央上)が見られる=16日午前、高知市の県立坂本龍馬記念館 大政奉還の実現に向け、坂本龍馬が土佐藩の重職・後藤象二郎を激励した直筆の手紙の下書きが高知県いの町の民家で見つかっていたことが16日分かった。県立坂本龍馬記念館が確認した。下書きは後半部の筆致が乱れ、書き損じもある。同館は「決死の覚悟でいた龍馬の心の揺れがうかがえる一級の史料」と評価している。 手紙は1867(慶応3)年10月13日付で、土佐藩が提出した大政奉還建白書の採否を決めるため、幕府が開いた会議に出席する後藤象二郎へあてたもの。建白がかなわなければ切腹する覚悟の象二郎に、自分も決死の思いだと伝え、「先生一身失策の為に天下の大機会を失せバ其罪天地ニ容るべからず」と激励している。 民家に保管されていたものを、同館などが筆跡を鑑定して龍馬直筆と確認した。手紙は日本
・音楽好きな脳―人はなぜ音楽に夢中になるのか 認知心理学者、神経科学者であると同時にレコード・プロデューサーとしての異色のキャリアを持つ著者が、音楽を脳はどうとらえているのか、研究成果を一般向けにわかりやすく語る。クラシックだけでなくロックやジャズなどのポップスを研究材料としてしばしば取り上げている。ビートルズやストーンズ、ジミ・ヘンドリクやチャーリー・パーカーが脳にどういう影響を与えるかという本なのだ。 音楽の魅力はどこから来るのか?。それは脳にとっての予測可能性と意外性のバランスであると著者は答えている。 「音楽は、期待を体系的に裏切ることによって私たちの感情に語りかけてくる。このような期待への裏切りは、どの領域──ピッチ、音質、音調曲線、リズム、テンポなど──でも構わないが、必ず起こらなければならない。音楽では、整った音の響きでありながら、その整った構成のどこかに何らかの意外性が必要
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