ドイツ製のミニチュア・カメラを抱えた鳩(おそらく第一次回大戦中に撮影された写真) 鳩カメラ(はとカメラ)は、ドイツ人のユリウス・ノイブロンナー(英語版)が1907年に発明した写真の空中撮影技術である。彼は薬剤師で、医薬品の配達にも鳩を使っていた。伝書鳩にアルミの前部ハーネスを着せて、タイマー機能付きの軽いミニチュアカメラを取り付ける、というのが彼のアイデアだった。ドイツでははじめ特許が認められなかったが、ノイブロンナーが鳩を使って撮った写真が本物と確認されたため1908年12月にあらためて特許として認められた。ノイブロンナーは自分のやり方を本にして1909年のドレスデン国際写真連盟で発表したほか、1910年にフランフルト国際航空展やパリ航空ショーでは写真をポストカードにして販売した。 かつては空中査察に鳩カメラを利用するなど軍事利用の可能性があると考えられていた。第一次世界大戦の戦場でテス