居眠り運転による事故って、世界中でいったいどれほどあるのだろうか。 実数はわからないが、その総数が相当なものであることは容易に想像がつく。 僕も自営をはじめてしばらくは、ちゃんと睡眠時間がとれず、それでも仕入れのための長距離運転が必要だったので、眠い中をよく無理やり運転したものだ。 ちゃんと目は開いていて中央分離帯の白い線は見えているのに、みるみる視界からそれがそれていく。その意味をアタマでは理解できず、側壁ギリギリでふと我に帰って、ハンドルを戻し冷や汗が吹き出す、というような経験もした。 車を停めて、30分でも寝ると良いのはわかっていても、それも難しいときもある。 それで、サービスエリアで売っているさまざまな「眠気覚まし」アイテムを試した。しかし、眠気が強烈なときは、どれほど強烈に効きそうなアイテムでも効き目は薄かった。 で、僕が最後に辿り着いた「眠気覚まし」アイテムは、スルメであった。