平成28年9月9日 株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR) ブラウン大学(米国) 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) 本研究成果のポイント 従来のヒト脳研究では、異なる脳領域がそれぞれ別の認知機能に関わるとされてきた。 本研究では、最先端のニューロフィードバック技術(Decoded Neurofeedback, DecNef)を用い、単一の脳領域内の異なる活動パターンが、それぞれ異なる認知機能の変化を引き起こすことを証明した。 具体的には、高次の脳領域(帯状皮質)にDecNefを適用し、重要な社会認知機能である顔の好みを、好き・嫌い両方向に変化させることに世界で初めて成功した。 本成果は、帯状皮質が好き・嫌いという異なる認知機能の両方に関わることを意味する。 本研究の過程でDecNefの高度化に成功、DecNefを低次・高次にかかわらずあらゆる脳領域に適用可能かつ認知機