かつて日本にあのモナ・リザがやって来たことがあるのを、あなたはご存知でしょうか。モナ・リザとはルーブル美術館が所有するレオナルド・ダ・ヴィンチの最高傑作の1つですが、そんな名画が1974年東京で見ることができたのです。 過去最高の来場者を記録 上野の東京国立博物館で行われたこのモナ・リザ展は、展示絵画僅か2点(もう1点はジャン・クルーエの作品で、レオナルド・ダ・ヴィンチのパトロンであったフランソワ1世の肖像)ながら、東京国立博物館史上最多となる150万人以上の人が来場したといわれています。この時モナ・リザは、まさに日本に大ブームを巻き起こしたのです。 盗難や破損の危険性からもう2度とルーブル美術館外に出ることはないのでは?ともいわれるモナ・リザ。今後おそらく二度と日本で見ることはできないでしょうが、かつてこのように恵まれた時代が日本にはあったのです。