ブックマーク / sessai.cocolog-nifty.com (6)

  • 「千年に一度」の震災 - 雪斎の随想録

    ■ 「千年に一度」の地震だそうである。 震災発生時、大学研究室にいた。信じられないくらいに揺れた。地震を「怖い」と思ったのは、何十年ぶりだろうか。 しかも、よりによって、雪斎の故地、宮城・栗原に、震度7が来た。 親類、縁者に人的被害は、ない模様である。 帰宅困難者として大学に一泊するつもりだったが、夜遅くに親類が車で迎えに来たので、それで帰った。 拙宅は、雪斎の自室の壁面にひびが入り、箱がひっくり返っていた。 部屋には、書籍と音楽CDが散乱している。 学者の部屋で書籍散乱いうと、丸山真男の故事を思い出す。 ひとつひとつ整理しなおすしかない。時間をいそうである。かなりの脱力感がある。 政治は、暫時、「休戦」だろう。 菅内閣は、これで「やること」が定まったはずである。 子ども手当も高校無料化もすべて棚上げにして、「震災復興」を最優先にやってもらうしかあるまい。 その際、「事業仕分け」で数々

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    acka 2011/03/12
  • 前原誠司の辞任 - 雪斎の随想録

    ■ 前原誠司外務大臣が辞任である。 誠に残念な結果である。 だが、余り長引かせずに身を引いたのは、彼にとっては、よい結果に結びつこう。 ここは、一層のこと、議員バッジを外すくらいのことまで徹底させれば、「禊ぎ」を充分に行ったことになろう。 もっとも、「禊ぎ」が済んだ頃に、民主党が政権を維持できているのかは、定かではない。 政治資金規正法上、外国人からの資金提供が禁止されているのは、「外国人の影響力」が国政に反映される事態を排除するためである。現行刑法上、最たる重罪はl、外患誘致罪である。近代主権国家の建前は、その意志決定に際して、他国からの影響を排除するということである。国内の「反社会勢力」からカネを受け取るということ以上に、外国人からカネを受け取ることのほうが重大である。 前原大臣の場合、件の焼肉店店主に、「カネは受け取れないけれども、気持ちは有り難く受け取っておくよ」と一言を掛けていれ

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    acka 2011/03/07
  • 「倒閣テロ」という「寝言」 - 雪斎の随想録

    ■ 「寝言も休み休みに言えよ…」という話である。 □ ビデオ流出は「倒閣テロ」=民主幹部  時事通信 民主党幹部は5日、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を撮影したとみられるビデオ映像が流出したことについて、「倒閣テロだ。故意による流出だろう」と述べ、民主党政権に批判的な人間が関与したとの見方を示した。 別の同党幹部も「明らかに政治的なテロだ。政権への不満、組織的な問題かもしれない」と強調。「徹底して犯人を探し、共犯者(の有無)、背景も調べるべきだ」と語った。 (2010/11/05-19:58) こういう阿呆な発言をする政治家は、きちんと実名を報じたほうがいい。 この政党幹部というのは、政治家を何年もやっていて、「テロ」をきちんと定義付けしないで使うのは、どういう料簡か。ひとりならまだしも、ふたりもいるというのは、どういうことか。 そもそも、テロというのは、「暴力による恐怖」を政治の手段とし

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    acka 2010/11/07
  • 日本の「無政府状態」 - 雪斎の随想録

    ■ ただ今、日では、とんでもない事態が起こっている。 事実上の「無政府状態」が出現しているのである。 昨日の内に、組閣、認証という手続きを済ませて、菅内閣発足かと思いきや、まだ発足していないことには、驚いた。昨日、鳩山内閣は総辞職したので、現在の日には、総理以下の閣僚は誰もいない。 国会で首班指名を受けたとしても、認証を経ていないのだから、菅直人氏は、まだ総理大臣ではないのである。 聞くところによれば、組閣、認証を経た発足は、8日だそうである。 この数日の内に、突発事態が生じたら、誰が対応するのか。 たとえば、自衛隊を動かすのは、だれか。 北澤前任大臣には、その権限はない。後任は、まだきまっていない。 それとも、自衛隊が勝手に動くのか。 こうしたことは、何故、問われないのか。 もっとも、憲法71条には、次の内閣発足までは前任内閣が職務を「引き継ぎ」的に続けるという趣旨の規定がある。「前

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    acka 2010/06/05
  • 自己保身と「酷薄さ」 - 雪斎の随想録

    ■ お決まりの展開というべきか。 □ 民主に鳩山包囲網=首相、続投へなお意欲   時事通信 鳩山由紀夫首相の進退をめぐり政局は31日、風雲急を告げた。民主党執行部からも退陣論が表面化し、首相の求心力は一段と低下した。首相は続投へ強い意欲を示しているが、鳩山包囲網が敷かれつつある。参院選を前に、首相は厳しい局面に立たされた。 「一両日中に首相と輿石東参院議員会長と3人で話し合う」。民主党の小沢一郎幹事長は31日夕の役員会の冒頭、首相の進退についてトップ会談で決着を付ける考えを示し、小沢氏らに対応を一任することが決まった。 これに先立ち、小沢氏は国会内で急きょ、輿石氏らを交え首相と会談。しかし、わずか8分で終わったことから党内では情報が錯綜(さくそう)。「小沢氏が進退の話を持ち出そうとしたが、首相が温家宝中国首相が来日中であることを理由にさえぎった」(幹部)との憶測も流れた。 米軍普天間飛行場

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    acka 2010/06/01
  • 「最高指揮官」のメルト・ダウン - 雪斎の随想録

    ■ 映画『硫黄島からの手紙』を観た。 印象深い場面があるj。 渡辺謙さんが演じる栗林忠道中将が、大尉時代に米国に滞在して、米軍関係者の歓迎宴に招かれる。将校夫人に問い掛けられる。 「日アメリカが闘ったら、どうなるのでしょう」。 栗林が答える。 「最高の同盟国になるでしょう」。 夫人が言葉を継ぐ。 「そうではなく、日米が敵として闘ったらということです」。 栗林が続ける。 「そういうことにはならないと思いますが、そうなれば、国と自分の信念に従います」。 将校が笑って、「それでこそ、物の軍人だ」というのである。 … 栗林中将は、硫黄島守備部隊指揮官として、戦死した。 映画では、米軍将校から「友情の証」として贈られたコルト45口径を硫黄島でも携行していた。映画を観た米国人には、「硫黄島が『友人を相手に闘った戦場』であった」ということを伝える演出である。 この映画のシーンを想い浮かべながら、次

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    acka 2010/02/14
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