将棋の羽生善治九段が「NHK杯テレビ将棋トーナメント」で優勝し、タイトル獲得数だけでなく、タイトル戦以外の大会の優勝回数でも歴代単独1位となりました。 それぞれの持ち時間が10分と短い早指しで、互いに激しく攻め合う展開になりましたが、羽生九段が中盤に相手陣に打ち込んでおいた歩を軸に、終盤から着実に攻めをつないだ結果、郷田九段が77手までで投了しました。 羽生九段は、これまでに「竜王」や「名人」などのタイトルを通算で99期、獲得し、2位の大山康晴十五世名人の80期を大きく引き離して歴代単独1位となっています。 今回、「NHK杯」で優勝したことで、タイトル戦以外の「一般棋戦」と呼ばれる公式戦の優勝回数が「45」となり、こちらも大山十五世名人を抜いて歴代単独1位となりました。