兵庫県西宮市の今村岳司市長(45)が、退任の意向を確認しようとした読売新聞の男性記者に「殺すぞ」などと暴言をはき、取材を拒否した問題で、今村市長は5日、市役所で会見を開き、この記者が自宅を訪れて取材した時の状況に不満を述べ、「(読売新聞側の)謝罪があるのならば、自分のはいた暴言について謝罪する」と語った。 今村市長は冒頭、「記者にはぜひおわびさせていただきたい」と謝罪する考えを示した。その後、発言に至った経緯を説明し、年末にこの記者から取材を受けた際、「記者が私有地に入った」などと指摘。謝罪する上での条件を述べた。市民へ謝罪する考えや辞職の意向はないという。 これに対し、読売新聞大阪本社広報宣伝部は5日、「取材は適正・公正に行われており、不法侵入との指摘は当たらない。市長の虚偽説明は読売新聞と本紙記者の名誉を不当に貶(おとし)めるもので、報道各社に対し速やかに説明内容を訂正するよう、申し入