野球ファンの間で4月5日に行なわれた巨人-阪神戦が話題となっている。理由は試合内容ではなく、見ているほうがヒヤヒヤするほど噛み合わない実況席の様子だった。 この日、BS日テレで放送された中継は、実況を日本テレビ・辻岡義堂アナウンサー、解説を巨人OBの水野雄仁氏が担当した。 不穏な空気が流れ始めたのは3回表だった。鳥谷敬の大飛球を亀井義行が好捕。辻岡アナが「亀井のファインプレー!」と実況すると、水野氏がチクリ。 「まァ、亀井クラスの守備力だったらファインプレーだといってほしくないでしょうね」 辻岡アナは「あ、そうですか……」と意気消沈した。雲行きはさらに怪しくなっていく。6回裏、阿部慎之助の打席。この日まで調子の出ていなかった阿部について、水野氏が解説する。 水野「狙ってない球をタイミング崩されながら、対応してホームランが打てると超一流ですね」 辻岡「阿部はそれができるということですよね、本