2009年1月26日のブックマーク (1件)

  • レーダによる探知

    1  レーダ通視距離 図に示すように標高 h1 に位置するレーダが、高度 h2 で進入するターゲットを、水平線上で見通せ る距離について考えてみる。図に示した半径 R は地球の地理上の半径であるが、レーダから放射された 電波は,大気による屈折により水平線下に回折し、幾何学的な見通し距離より遠くが見通せる。この距離を ここでは、レーダ通視距離と呼ぶことにする。この結果、見かけ上、地球の半径が少し大きくなったとみな せる。図では、 k>1 として、その半径を kR としている。 k の値は、通常レーダが使用する波長帯で、 中緯度付近、かつ標準大気において 4/3 でる.電波に対す大気の屈折率は、気圧、絶対温度及び水蒸 気圧の3要因によって決まるが、この3要因が対流圏内(通常高度11 km 以下)において高度に関して連続 した関数として表現できることを前提として、k の値を求めている